研究キャリアサポート incu-be

株式会社リバネス運営ウェブサイト人材開発事業部(担当:長谷川)|リバネスコーポレートサイト

Home > 産業技術コミュニケーターを目指して

産業技術コミュニケーターを目指して

ブックマークに追加する

株式会社リバネス×東京大学×東京工業大学×東京農工大学

2009年7月、経済産業省の委託事業「産学人材育成パートナーシッププログラム開発・実証」の採択機関が公表された。10件の採択機関のうち、唯一の民間企業となった株式会社リバネス。サイエンスコミュニケーターは職業として成り立たないという大きな課題を解消し、産業界のニーズに合ったプログラムを東大・東工大・農工大と連携して開発することで、産業界で活躍できる人材を育成しようというのだ。このプロジェクトは、サイエンスコミュニケーターの未来に新たな可能性を描き出す。

 

 「社会の中の科学」の未来

   「このプロジェクトで育成するのは、科学技術を子どもたちや一般の人々に伝える、いわゆる科学教育を推進する人ではなく、科学をわかりやすく伝えるスキルを活かして、産業界で活躍する人材です。多くの学生たちがサイエンスコミュニケーターを教育者のような職業だと考えていて、その違いを明確に伝えるために、育成する人材像を『産業技術コミュニケーター』と名づけました」。プログラム開発リーダーを務める、株式会社リバネス人材開発事業部の長谷川さんは語る。「すでに一般社会に広く浸透している携帯電話やインターネットなどの通信技術、そして近い将来に一般的になるであろうオーダーメイド医療など、私たちの社会に密接に科学技術が関わるようになりました。このような時代には、生活の中でも科学技術を理解して自らの手で取捨選択をすることが求められます。それに伴い、製品やービスを扱う企業においても、自社技術をわかりやすく伝える必要性が生じているんです。それを担う人材には、科学をわかりやすく伝えるスキルと、ビジネス感覚の両方を持つことが必要です」。

サイエンスを伝えるビジネス

  長谷川さんが確信にも似た表情で語るのには理由がある。株式会社リバネスがサイエンスコミュニケーターの育成を開始したのは今から7年前。経済産業省の平成14年度バイオ人材育成システム開発事業において、バイオ分野において科学をわかりやすく伝える人材の育成プログラムを大学に先駆けて開発した。その後バイオから科学技術全般に分野を広げ、多数の人材を育成・輩出してきた。プログラムによって育成された人材の一部は、同社で企業が行う教育CSR活動のコーディネート、科学雑誌の出版、大学との連携による新規事業立ち上げの支援、科学技術の活用による地域活性化の支援など、サイエンスをわかりやすく伝えることを強みとして新たなビジネスを数多く生み出している。一方で、巣立っていったメンバーも、教員やポスドク、企業の研究開発職だけでなく、特許事務所やコンサルティング会社、商社やおもちゃ会社、広告会社、人材サービス会社、畜産業を営む企業など、実に様々な企業で活躍している。リバネスが育成し、巣立っていった人材たちが、サイエンスコミュニケーターのさらなる可能性を示しているのだ。

 ビジネスマインドを持ったコミュニケーター(プログラム内容)

  このプロジェクトでは、東京大学、東京工業大学、東京農工大学と連携し、それぞれの大学に合った3つのプログラムを開発する。1つめに、専門家と非専門家との間の相互理解を促す役割を担う人材養成を目指した「科学技術インタープリター養成プログラム」を実施する東京大学と、企業CSR活動を含めた科学技術を効果的に社会に発信する「SR人材育成プログラム」を開発し、大学院総合科目として「科学技術コミュニケーション論」を実施する。2つめに、グローバルCOE「エネルギー学理の多元的学術融合」によりエネルギー・環境問題に社会的な視野をもって対応できる研究者を育成する東京工業大学と、様々な切り口から次世代の科学技術社会を牽引する研究の実践や、科学教育を実践する「新エネルギー教育推進人材育成プログラム」を開発する。そして3つめに、技術経営研究科(MOT)においてアントレプレナー教育を実践し、その一環として、コミュニケーション講座の導入を進めている東京農工大学とともに、ベンチャー企業の技術情報を対象に合わせて効果的に発信する「産学連携推進人材育成プログラム」を開発する。それぞれのプログラムにおいては、連携企業から講師を招いて現状の問題点やニーズ聞き出すとともに、リバネスでのインターンシップで、「サイエンスを伝えるビジネス」を体験する中で、ビジネスマインドを養っていく。初年度となる今年は3つのカリキュラムを開発し、後期集中講義等で試行する予定だ。さらに、サイエンスコミュニケーター育成を実践している大学と連携することで、プロジェクト終了後も継続できる体制を構築することを目指しているという。

15人の理系大学院生が描いた夢

  理工系の大学院生15名が集まり設立された株式会社リバネス。「自分たちの好きなサイエンスの魅力をもっと多くの人に知ってもらいたい、そして自分たちももっともっと成長していきたい」。そこにあったのは自己成長と社会貢献に対する強い想いだけ。お金もコネクションも経験もない中で、理系学生たちが描いた「科学技術の発展と地球貢献を実現する」という大きな夢は、大学のプログラムとして今後より多くの学生たちに共有されていくことだろう。

 

トラックバック

トラックバック
このエントリにトラックバックはありません
このトラックバックURLを使ってこの記事にトラックバックを送ることができます。 もしあなたのブログがトラックバック送信に対応していない場合にはこちらのフォームからトラックバックを送信することができます。.

最新記事

カテゴリー

最新ニュース

運営:株式会社リバネス人材開発事業部
〒160-0004 東京都新宿区四谷2-11-6 VARCA四谷10階
Tel:03-6277-8041

Copyright (C) 2009 Leave a nest Co.,ltd. All Rights Reserved.

株式会社リバネス

株式会社リバネス運営ウェブサイト

株式会社リバネス http://www.leaveanest.com/:東京都新宿区四谷2-11-6 VARCA四谷10階
お問い合わせ  »TEL 03-6277-8041  »FAX 03-6277-8042  »E-MAIL info@leaveanest.com