
挑戦の意思を社名に込めて
平均年齢27歳。株式会社グローバルエンジニアリングは若いIT技術者が集まった集団だ。「型にはまりたくない、型をつくっていきたい」。こう考えていた代表取締役の荒川氏と学生時代の友人である専務取締役の赤嶺氏らが仲間とともに立ち上げた。「新しいことに取り組み続けたい」という想いが同社の根底を流れる。
「グローバルエンジニアリング」。一見すると世界を股にかけ、積極的に国際展開を図っているのかと想像する。しかし、現在の拠点は名古屋・東京・神戸。国際的ということよりも、全体的、包括的という意味合いでグローバルという言葉を社名に冠した。そこに自分たちの技術が必要ならば、分野も場所も超えて貪欲に挑戦していきたい。創業者をはじめ、同社の社員が共有する揺るぎない想いだ。
新しいことは未経験のこと
創業以来、コンピューターシステムをはじめIT関係事業を主軸に展開してきたが、酵母や乳酸菌を利用した石鹸やサプリメントの製品化に成功し2006年より着手しているバイオ事業が芽を吹き始めた。同社の基本姿勢である「新しいことに挑戦する」という心意気がIT事業のエンドユーザーに浸透し、様々な事業案が持ちかけられた中から生まれた事業のひとつだ。「未経験だからその事業はやらない、その人材は採用しないという考え方はないですね。新しいことは全て未経験のことですから」。人材採用の責任者でもある赤嶺さんはさらりと言う。バイオ事業が順調に展開し始めたことで、同社の可能性はさらに広がりを見せ始めた。現在の製品の核となる有用微生物の混合培養液を活用したさらなる製品開発を進めていく。同社の強みは社内に確かなIT技術を保持しているところだ。製品の販売促進においても、今や欠かすことのできないウェブプロモーションを、革新的に、そして迅速に行うことが可能だ。それだけでなく、IT技術とバイオ研究を融合させ、迅速に研究を進めていくためのシステムなども今後は開発していきたいという。研究結果の分析からシミュレーションにいたるまでIT技術の活用範囲は広い。バイオに限らず、全ての分野の全てのステージにおいて、IT技術と専門領域の融合による新たな可能性が存在する。新しい挑戦の領域は尽きない。
歩き方は自由に
3ヶ月に1度の全社会議や年に1度の社員全員による社員旅行を通じて、同社では社員間の交流を図っている。「既存にはない組織をつくりたい」。という創業メンバーの想いに共感した社員が集まり、みなで他のどこにもない組織を作り出そうと試みている。
「ゴールさえ共有していれば、そこまでどんな道を歩もうと、どんな歩き方をしようと自由です」。速く歩く人もいれば、遅く歩く人もいる。一直線に突き進む人もいれば、曲がりくねった歩き方しかできない人もいる。「それぞれのやり方でよいのです。そこで気づくことが違うから、会社という組織がより良く発展していくと考えています。ただし、自分で歩く意思がない人はいりません」。個人の個性を受け入れ、それが発揮しやすい環境がグローバルエンジニアリングにはある。その中で、現在募集中のバイオ事業の研究員には、自分で調べて、自分で発展させていくという気概が何よりも求められている。

