05/22: サイエンス・テクノロジー・システムズ株式会社
バイオインフォマティクスの「よろずや」
サイエンス・テクノロジー・システムズ株式会社

サイエンス・テクノロジー・システムズ株式会社は、日本で最初に包括的なバイオインフォマティクス関連サービスの提供を開始した。
ヒトゲノムの解読に代表されるように、多種多様なバイオ関連データベースが日々更新され、その解析ツールであるバイオインフォマティクスも急速に発展している。しかし、急激な技術発展の裏側で、専門知識を持ったユーザーが現場に不足している。また、ハードウェア、アプリケーション、実験機器などの各製品が別々の企業からバラバラに導入された結果、システム全体としてのパフォーマンスが非効率的になるという問題も起きている。一般的にバイオインフォマティクス関連企業は自社製品の内容には精通しているが、他社製品との適合性やシステム全体の効率化に関するサポートには手を出せていない。
こうした背景の中、同社はベンダーを問わず、あらゆるハードウェア、アプリケーション、データベースの、提案、販売、その後のサポートまでを一貫して提供している。また、その強みを活かし、バイオ関連のサーバー、アプリケーションの環境構築や他のシステムとの連携、機能の追加など、顧客の状況に応じた幅広いサービスを提供している。
バイオとIT、両方に精通した人材
バイオとIT、一つではなく二つの専門性に特化していることが同社の競争力の源だ。同社では社員にバイオ、IT、それぞれに精通することを求めており、確かな専門性を獲得する目的で博士課程補助制度も設けている。営業職は販売のみ、技術職はサポートのみを提供するといった仕事の分化は、同社では評価されることはない。各顧客のニーズに応じて根本的なソリューションを提案、販売できるようになって一人前と認められる。
「トータルソリューションを提供する」。言葉にするのは簡単だが、バイオとITの両方に精通し、顧客のニーズを的確に読み取る必要があり、実践することは困難だ。しかし、挑戦する価値は十分にある。
05/22: 株式会社バイオインパクト
異分野の融合による挑戦
株式会社バイオインパクト
ITで“あったらいいな”を実現
「自動で最新の研究情報を集めてくれる。そんなサービスがあったらいいのに」。
定期的にPubMedをチェックして、学会に行くたびに自分の分野で新しい発見はないか目を光らせる。研究者にとって、自身の研究分野に関わる最新情報は必要不可欠だ。しかしながら、手間のかかるその作業にストレスを感じている研究者も少なくない。
そんな研究現場の「あったらいいな」を実現すべく、2006年4月に、バイオ(生命科学)×IT(情報技術)ベンチャー企業として設立されたのが株式会社バイオインパクトだ。
「ワンクリック」で最新論文をチェック
同社が今月25日より開始する研究者向けの新サイト「ATGCチェッカー」(http://www.atgcchecker.com/)。その一番の特徴はPubMed掲載論文情報の自動収集機能だ。必要な作業はサイトにアクセスして、自分が知りたいキーワードを入力するだけ。後は登録されたキーワードをクリックすると、 そのキーワードに関連した論文が一覧として表示される。キーワードさえ一度登録しておけば、ワンクリックで「時期」「著者名」「雑誌名」「表題」の一覧を見ることができるのだ。その他にもBiotoday社などが配信する最新バイオ関連ニュース、各メーカーのキャンペーン情報など、研究者が「知りたい」と思う情報がすべて自動収集される機能が搭載される。
前向きな一歩が大きなインパクトに
同社を立ち上げたのは、当時、大手バイオ系試薬・機器代理店の営業マンであった杉原氏(代表取締役社長)とバイオ系研究者の経歴を活かして投資関連企業で働いていた竹澤氏(代表取締役副社長)。二人はそれぞれの立場から研究現場を見つめた結果、ITを利用した業務・研究の効率化の遅れと、そこから生ずるビジネスチャンスを見いだした。「バイオ業界にITをもっと普及させたら研究を活性化できるし、バイオ業界自体も、もっと活性化するはずだ」。バイオ業界に最新のITインフラを持ち込むことで双方の活性化を図ることを決意した。
両氏は、ATGCチェッカーはもちろん、株式会社バイオインパクトという企業もまだまだ発展途上だと語る。研究者のニーズより生み出されるアイディアにより多様な変化を遂げるATGCチェッカー。そして、バイオインパクト自身もそれに応じて無限に進化を遂げていく。しかし、そこには現在のメンバーに加えて、研究者のニーズを把握し、失敗を恐れずチャレンジしていくスタッフが必要不可欠だ。それゆえ、杉原氏は同社のスタッフに対し、能力ではなく、「志」を共に、「動きながら考え、また動いていく」、そういう資質を求めるという。
「異分野の融合」には、相当なエネルギーが必要だ。しかし、その挑戦に足を踏み込んだ時に初めて出会う「独創的なアイディア」。それが、同社やバイオ業界、そして自分自身に大きなインパクトを与える。
新たな挑戦に挑み続け、かつ新しいアイディアを取り入れ進化し続ける同社には、興味を持ったことへの一歩が最大限活かされる環境が整っている。

