充実したカリキュラム
北海道大学の科学技術コミュニケーター養成ユニット(CoSTEP)には、講義・演習・実習を効果的に組み合わせた体系的なカリキュラムが用意されています。講義では、大学の研究者だけでなく、研究機関や企業の広報担当者、メディアの一線で活躍するディレクター、ジャーナリストなど実務経験豊富な講師陣により、科学技術コミュニケーションの考え方や手法を多角的に学ぶことができます。演習では、科学技術コミュニケーションに関する実務の経験が豊富なスタッフが、ライティングやプレゼンテーションなどの基本的スキルを丁寧に指導します。実習コースも、広報メディア企画・制作、ラジオ番組制作、映像表現、グラフィック・デザイン、サイエンス・カフェ企画運営などと、多彩なプログラムをそろえ、実践経験を積むことが可能です。例えばラジオ番組制作の実習コースでは、受講生が研究室を訪問して最先端の研究内容を取材、30分の番組を制作してコミュニティFM放送局からオン・エア。あわせてポッドキャストで世界に発信します。取材内容をストーリーに合わせて構成し、わかりやすく語るという活動を通して、コミュニケーションの基本的スキルを総合的に学びます。
自分のキャリアに活かす
5月から2月までのうち、27の週に開講。本科生は、水曜の夜間と土曜の午前・午後に、北海道大学の教室で学びます。一方、選科生は、27コマの講義をe-Learningで受講し、演習は夏休みなどに集中で学ぶことができるので、全国どこにいても、また普段は研究で忙しい人でも受講することができます。これまでに、1道、1都、2府、21県から受講生を迎えました。企業や研究機関の一線で活躍する社会人も受講しており、学院生と社会人が刺激し合うことで、いっそう深い学びが実現できます。また、ここで培われた人的ネットワークは、社会に出たあとも役立ちます。すでに、300名ほどの修了生たちが、新聞社/出版社/研究機関や企業の広報部門/大学などで活躍しています。また研究者としての道に進んだ人たちも、学会などでの研究成果の発表や研究室のアウトリーチ活動など、多くの場面でCoSTEPでの学びを活かしています。
学位の取得もできる
北海道大学の大学院理学院には、科学技術コミュニケーションを専門に学んで修士・博士の学位を取得するコースがあり、4つの研究室に10人のスタッフを擁しています。大学院の課程にCoSTEPの実践的なカリキュラムを組み合わせることで、学位を取得したあと社会で活躍するのに十分な実力を身にけることができます <寄稿>


